2021年12月18日土曜日

出張!ONCBN従軍記 #19 フライデー・ロシアン&CCP・フェスタ

 ワープ妨害型巡洋艦のバブル範囲内に相手を釘付けにするため、あえて中央で固まり、壮絶なすり潰し合いをする。SGGRNのレトリビューション艦隊と相打ちになった艦隊戦からわずか30分後のことだ。

舞台となったのはミンマターの名所アマメイク(Amamake)である。ロシア人の配信者がTwitchでEVEを宣伝するためにCCPの艦隊と組んでアマメイクでの艦隊戦を企画した。サブキャピタル、いわゆる戦艦以下の艦船、によって構成されるもので、それに加えておそらく配信者側の(そしてCCPの)主力艦艦隊が投入される、というもの。Pandemic Hordeもこれに呼応し、フェロックス艦隊で出撃した。ヘカテ艦隊や南部ロシア勢力のハリケーン艦隊などがちらほら集まってきており、誰が誰を撃ってもいい勝負ができそうな、そんなお気楽な感じで事態は動いていた。ところがそうは考えなかった勢力が1つあったのだ。ローセクの悪童、Snuffed Outである。彼らは100隻以上のレギオン艦隊をTech 2ロジスティクス艦やネストル、そして指揮型巡洋戦艦であるダムネーションと共に投入してきたのだ。誰にとっても、これが良くないことであるのは明らかだった。

Fraternity.の艦隊がSnuffed Outと絡みだしたのをきっかけにしてPHの艦隊もそこに突入し、レギオン艦隊の撃滅を図った。ただでさえクッソ硬い支援付きレギオンなのに、これに対してSnuffed Outはあっさりと軍事力補強母艦、回復支援型の主力艦を投入してきた。


サブキャピタルイベントとはいったいなんだったのか。

こうなるとフェロックス程度でレギオンを抜くのは不可能だった。艦隊司令官は離脱を試みたがあえなく捕まり撃沈。なんとかワープアウトした艦隊に対して即座にフェロックスの乗り捨てと本拠地への帰還が指示され、艦隊はイーグルを主力として再出撃することになった。これが非常にタイミングが悪く、我々が不在な中、あっさりとイベントは進行してしまったのだ。配信者側の攻城艦や、CCP Alphaの旗艦級戦艦であるリヴァイアサンが投入され、Snuffed Outはあっさりとこれに対して攻城艦のカウンタードロップをキメた。

さらに間の悪いことに領内でFRTのマローダーを(もちろん囮だったわけだが)撃沈しようとして出撃したお間抜けなフェニックスが逆にボンバー艦隊にフクロにされているという事態が発生し、アマメイクに駆け付けようとしていたイーグル艦隊は慌ててこれの救援にかけつけた。タッチの差でお間抜けなフェニックスは爆散し、これが致命的に艦隊の移動を遅らせてしまった。アマメイクまで後数ジャンプというところで、CCP Alphaのリヴァイアサンは撃沈されてしまったのだ。

R.I.P

今回の目玉である、旗艦級戦艦のキルはお預けになった。若干テンションは低かったが、それでもSnuffed Outの艦隊はいまだ中央に座し、配信者側の攻城艦たちは対サブキャピタル用の高角砲を撃ちまくっており、その周囲を様々な勢力の艦隊が遊弋し、撃つべき標的はいくらでもいた。誰もが誰かのケツに食らいつこうとしており、襲われてはワープアウト、ワープして襲う、という戦闘プロセスがひたすらに繰り返された。逃げ遅れた奴や、勇敢な奴は皆残骸になったのだ。


そして攻城艦の数が減るにしたがって潮が引くように各勢力は引き揚げていき、PHの艦隊も最後に残されたフェニックスをボコった後、帰途についたのだった。


まったく、Snuffed Outに慈悲は無いな・・・。タイタン撃ちたかったな・・・と。

2021年12月12日日曜日

出張!ONCBN従軍記 #18 レイブン艦隊襲来!対戦監視システムを防衛せよ!

 平和だ・・・。


夏にWWB2が終結してからというもの、戦争して育った世代と共にぼんやりを日々を生きる日々。SGGRNやINIT.がやってこない限り、PHって案外オーストラリアタイムゾーンに戦闘起きないんだよな・・・。

ただし、それ以外のときは・・・というのを象徴するような戦闘が起こった。「緊急招集だ!」といつになくハッスルした艦隊司令官の声がかかったのは日本時間の朝4時半。前に出ていた艦隊がワームホール空間でINIT.相手にジリジリした戦いをしたあげく、疲労した艦隊司令官が帰り道を間違え、ふらふらになって帰還してさすがにもう寝るかなくらいの気持ちでいたときのことだ。

スルーしなかったのは、相手の内容だ。なんと侵入してきたのは戦艦の艦隊ということ。迎撃にはイーグル艦隊ほか、ロークやフェロックスの混成艦隊も出るというちょっと大がかりな戦闘の気配。緊急招集したわりにのんびりと待機していると、モジュール換装の指示。マイクロワープドライブを、アフターバーナーに・・・?ああ、なるほど。つまり、戦艦の艦隊はまっすぐ対戦監視システム(ESS)に侵入し、戦闘はその中で起こるのは濃厚だということだ。ESSは進入路が固定されている都合上待ち伏せが非常にしやすく、そこに戦艦の攻撃力が集中するという、なんだか地獄の気配がしますねぇ!


というわけで我々はホイホイと罠にかかりにやってきたのだった。戦場になったのはオイジャネン星系の隣、いわゆるローセク隣接のヌルセクであるBWF-ZZである。侵入者が絶えない、賑やかな星系だ。艦隊司令官からESSへの侵入タイミングを合わせるように指示。手動で軸合わせし、飛び込んだ艦隊が見たものは、それはもう予想通りの光景だった。


ま、そうなるよね!

侵入経路であるワープ・ビーコンの周囲にはECMバーストを搭載したスコーピオン級戦艦、中距離をプラクシスとレイブンの艦隊(高速ヘビー仕様?)が固め、完全に狙い撃ち体制。すわ全滅かと思いきや、案外生きてる!ちょろちょろとスマボっぽいダメージが来るものの、もしかしてスコーピオンの位置ずれてた?

艦隊は即座に手近なスコーピオンを殲滅し、レイブンやそれを守るロジスティクス艦に照準を合わせ、攻撃を開始した。こうなると速度で劣る戦艦はいい的で、僚艦が突っ込んで艦隊を捕らえ、次々と撃破していく。なまじ体力があるために攻撃し損ねることがなく、流れるようにプライマリターゲット、セカンダリターゲットが処理されていく。


彼らはどこで道を踏み誤ったのか。フツーに考えればカモ撃ちもいいところのはず。おそらく僚艦の艦隊、突っ込んでいったNC.の方に損害が出てるんじゃないかな・・・と思いながら、とにかく撃つ、撃つ、撃つ。リロードしてまた撃つ。撃つ。するとFCから遠距離弾への切り替え指示が。おおっ、ゴーレムまでいるのかい!?あの遠くにいたやつか!


ゴーレムを撃滅した後は、流れ的にもはや掃討戦だった。侵入者たちはどんどん数を減らし、アイスストームもかくやというほどの残骸が周囲に散らばった。最終的にレイブン・プラクシス混成艦隊はほぼ全滅し、敵味方を合計すれば100隻もの戦艦が塵に還ったのだった。

https://zkillboard.com/related/30002440/202112112000/


ごっちゃごちゃでよくわからないが、味方の損害は軽微だったらしい。だったと思おう。たっぷり撃てた艦隊は大いに満足し、意気揚々と帰途についた。

2021年11月15日月曜日

【動画】HACs Browl E-VKJV (日本語)


動画撮影:Estela Tekitsu
字幕・文:同上


 WWB2は概ね1年間継続した戦争であり、ストラクチャバッシュや大規模キャピタルファイトなどの各種艦隊戦闘、または終わりのないクロークキャンプやヘルキャンプなど数々の作戦が実行されました。この記事を読んでいる多くのカプセラにも記憶に残る戦闘にKill、斬鬼の念に堪えないLossなどあるかもしれません。

 今回は自分(Estela)が参加した中でサブキャピタルの艦隊戦*として思い出深い、WWB2ほぼ最終盤に展開されたHAC(襲撃型巡洋艦)のフリート同士の艦隊戦闘の動画を公開します。動画内ではDPS担当艦としての立ち回りの解説をしていますが、あくまで一例として参照下さい。


*自分個人の思い入れのあるスーパーキャピタル戦闘に関する記事は以下記事を参照下さい。

M2-XFE Mass Extinction Event (大規模絶滅)従軍記

2021年11月9日火曜日

EVE Online 初心者ガイド2021改訂版 Part1/6 ~本当に、初期から編~

 ※ このガイドの内容は今までの初心者ガイドの情報を2021年版に更新し、再編、再構成して書いてるものの第一弾です。全六回を予定。


これは、新しいチュートリアルを前情報なしでプレイし、気になったことなどをまとめてガイドにしたものである。


この初心者ガイドはまったくEVEに触れてきてない、今から始めようとしている人に向けているため、本当に初期の初心者プレイヤーを前提としています。



1、アカウントを作成……ちょっとまて!フレンドプログラムの招待リンクを使え!


アカウントをいきなり作るんじゃない。作るなら必ずフレンドプログラムの招待リンクを使え!わからないだと?このURLを踏んで作るんだ!

https://www.eveonline.com/ja/signup?invc=8ed21f8b-a480-4e75-96c6-6d87fdaa5f27


使う理由については、単純だ。自由に使えるスキルポイントが1,000,000ポイント獲得できるからだ!どれくらいの価値かわからないだと?

時間に直すと二週間以上。ゲーム内通貨のISKに換算するとスキルインジェクター2つ分の1.3B(1,300,000,000ISK、十三億ISK)以上、課金アイテム(PLEX)の購入金額でいえばおよそ1800円程度に換算できます。


2、アカウントを登録しました。クライアントのDLをする


アカウントをつくったら、そのままクライアントをDLし、インストールをするんだ!

このとき、時間や回線に余裕があるならすませておいたほうがいいことがある。


まず、アカウントを登録した際にメールアドレスを入力しただろう。そのメールに登録が完了したよっていうメールとアカウント認証をしてくださいというメールがある。



 このようにメールがきています。メールをみてる貴方はおきてるので、一旦下は無視してメールを認証してください!をみましょう。


このメールを開くと、認証リンクがあるため、認証を済ませる。

これが済んだあたりでランチャーのDLとインストールがちゃちゃっと終わっているだろう。


ランチャーを起動したら、ランチャー右上の歯車マークから設定画面を表示できる。
この設定画面を開いたら


ランチャーの言語設定を日本語に切り替え、EVEゲームクライアントのフルダウンロードにチェックをいれよう。バグや色々心配な人は言語設定を英語のままにしておくことをおすすめする。


3、長いダウンロードとインストール中にしておくこと


ここで艦長、起きてくださいとかいてあるいかにもスパムメールみたいなやすっぽいかんじできたメールを開きます。


そこにEVEアカデミーのリンクがあるので、そこをみるとインストールされてる間にそこに書いてあることを流し見しておくことをおすすめする。


はっきりいうが、どういうゲームかわからないうちにみてもそこに書いてあることは絶対にわからないが、雰囲気で楽しめるはずだ。



4、クライアントを起動しました


クライアントを起動したら、言語が日本語になってるか、英語になってるかを確認しよう。

ESCキーを押すと設定画面が開かれる。まず、最初にするべきことはフルスクリーンモードではなく、ウィンドウモードにすることだ。

このEVE Onlineというゲームはゲーム中に多くのものをみたり調べることが多い。フルスクリーンだとよそ見しづらいので、ウィンドウモードにすることをおすすめする。


言語が英語になっているようだったら、Languageから日本語に変更することができる。このとき、Important Nameのチェックボックスを二つともいれることを推奨する。

そうしたら、Apply Language settingsを押す。そうすると、クライアントの再起動を要求されるので、再起動しよう。


これらを終えたら、ようやくキャラクター作成だ。


5、キャラクター作成をしよう



選ぶ国家は自分の好みでよい国家はスタート地点、見た目、支給される艦(初心者艦)などに差はでるが、最初の、はじめてのキャラクターではまったく気にすることではない。


むしろ、自分の好きなように、自分の分身としてロールプレイできるキャラクターをつくることがいいだろう。



学校の選択もスタート地点に関係するものなのでご自由に。


キャラクター名は自分自身を示すものです捨てハンや下ネタなどは絶対使わないようにし、自らをアピールできて恥ずかしくないものにしましょう。


仮に恥ずかしいものにした場合、このゲームをプレイしてる最中、


永遠に恥ずかしい名前でよばれるようになり、恥ずかしい名前の人は

大半の人にガチで避けられます


少なくとも、私も同様に名前に〇ンコとか〇ックス大好きとかア〇顔ダブルピースとかそういう下ネタや政治的な名前つけてる人は見た瞬間、お近づきになりたくないと思います。


6、ゲーム開始


オープニングが終わると、ゲームがはじまり、チュートリアルがスタートします。

最初は難しいことを考えず、チュートリアルにしたがってプレイしましょう



7、チュートリアル終了


キャリアエージェントのいる場所まで移動すると、案内が一通り終了し、チュートリアルが終わります。ここからキャリアエージェントをやるもよし、無視するもご自由です。



FAQ


Q、最近の動画とかSSでみるUIとかなり違うんだけど?

A、チュートリアルが終われば表示されてないものがいろいろ表示されます

Q、チュートリアルの進行がよくわからない

A、目的や操作方法を文章で説明してくれてるので、落ち着いてゆっくり読み上げましょう。理解できるかもしれません。

Q、チャットみえないんだが???

A、チュートリアル終われば見える


Q、メール来たんだけど?
A、メールは見えるんだ







2021年8月26日木曜日

出張!ONCBN従軍記 #17 PandaとPandemicの小競り合い

 WWB2、Goonswarmの本拠地1DQ-Aを攻めきれず、PAPIは瓦解した。各勢力は本拠地に撤退し、1年1カ月の間戦場となったデルヴ、クエリアス、ピリオド・ベイシス、そしてファウンテンはV字回復というには角度が鈍すぎるほどの急速回復を見せている。各所に設置されたキープスターは放棄され・・・一般的なカプセラの財布事情からは想像もできないだろうが、2000億ISKの超大型建造物であろうと放棄だ・・・それはカタルシスに身を震わせるGoonswarm達のおやつになっている。最終的には、おそらく実装から現在までに落ちたキープスターの約4割強、ほぼ半数がこの戦争で落ちたという計算になるだろう。

なんだか色々あってPandemic Hordeに移ったONCBNはカレヴァラエクスペンスとかいう、20世紀地球でいえばニューギニアのような土地でのんびり休暇としゃれこんでいたのだが、本格的にPAPIが解体されたことで周辺アライアンスとの関係がリセットされ、本格的な「日常的な小競り合い」が始まったことにより、ちょろちょろと防衛フリート等に参加するようになっていた。


Siege Greenのキキモラ艦隊が侵入し、ハーピー艦隊が迎撃に出た。この時点ですでにお茶を噴き出してしまうほどの「日常的な小競り合い」だ。それと前後して侵入してきたFRT艦隊を迎撃すべく、艦隊はハリケーンに乗り換えて再出撃した。Pandafamとか言われて仲良くやっていた間柄だった気もするが、ずいぶんといえばずいぶんな、淡泊な話である。Pandemic Hordeのハリケーン艦隊は、ローセクを経由してトリビュート・リージョン方面へと抜けようとするFRTの艦隊にジャンプゲートなどを駆使してギリギリで追いついた。

いや、追いつかされた。

エスリウム・リーチ・リージョンとローセクの境にあるLXQ2-T星系に入った直後、ハリケーン艦隊は敵性のバブルの中にあり、一番いい位置で待ち構えていたFRTのハリケーン艦隊、いや、スレイプニル艦隊と接敵した。スレイプニルとハリケーン艦隊仕様という強力な船を組み合わせて編成された、いわば重ハリケーン艦隊。支援型のバジリスク、そして電子戦型の巡洋艦が数隻随伴し、その編成はこちらを確実に上回っている。艦隊司令官は回避行動を取りつつ相手を削ろうと試みたが、相手の防御力は想像をはるかに超えており、なおかつ味方の足並みもそろわず、ほとんど損害を与えられずに退避することになった。

しかし戦闘は終わってはいなかった。現地キープスターに退避したハリケーン艦隊をあざ笑うかのように悠々と出口のゲートへとワープしたスレイプニル艦隊だったが、何の因果か、それとも味方のバブルの妙技が決まったか、ゲートから離れた位置に展開されたバブルに数隻の艦、しかもロジ艦ばかりが引っかかったのだ。即座に艦隊司令官はそこに艦隊をワープさせて攻撃に移った。弾薬を近距離用に切り替えて撃滅を目指す。もちろんFRT側も即座に救援にかけつけようとしたが、バブルの位置が悪く、現場にワープアウトしたのは粘りに粘ったバジリスクが2隻落ちた時、しかも近距離用の弾を込めたPHのハリケーン艦隊の最適射程距離付近だった。今度は完全に相手が崩れた状態でぶち当たったわけである。

バブルからの回避行動を取ろうとするFRTのスレイプニル艦隊と、揉み合うように至近距離から食らいつくPHのハリケーン艦隊の噛み合いが始まった。


ゲートキャンプ時には完璧に取れていたであろうロジスティクス艦の連携を欠いたスレイプニル艦隊は面白いように落ちた。PH側も相当の損害を出したのだが、先の接敵時には削れる気がしなかった強力なスレイプニル艦隊は半壊。最後には身をよじるようにバブルから離脱し、戦闘は終了した。

https://zkillboard.com/related/30002355/202108251400/

強力な船だけに落ちたら大損害である。結果PH側の損害約20億に対して、FRT側は100億という大きな損害を出し、今回は大勝利となった。

その後もInisiative.のギラ艦隊、FRTのベクサー艦隊と千客万来。ブルードーナツかとクサしていたのも過去のこと。これはしばらく退屈はしそうにないのである。

2021年7月19日月曜日

翻訳記事:Battle of Vak’Atioth(Vak’Atioth大戦跡地)

 (原文:https://evetravel.wordpress.com/2021/05/23/battle-of-vakatioth/)

 

ジョビの研究基地に、アマーの船の残骸が迫っている

宇宙で起きた最初期の話の中でも、子供の頃に読んだVak’Atiothの大戦は興味深く覚えている。最初はその戦いについて断片的に聞きかじるだけだったが、後に母が大戦について書かれた(私の年頃にぴったりの)歴史書を与えてくれた。数週間後、私は本の内容をそらで言えるくらい読み込んだものだ。「自分はその本に魅了されてカプセラになった」と言ってしまうのは、さすがに大げさかもしれない。だが、大戦の記録が子供時代の私に与えた衝撃というのは、Gallente Primeの外の世界で起きる出来事に私を駆り立てたと言っても、誇張にあたらないだろう。Vak’Atiothの大戦は、単にMinmatar(ミンマター)反乱の直接の引き金になっただけの出来事ではない。この大戦は、Jove(ジョビ)の船をとりまく多くの謎を浮き彫りにした事件だった。一体どうやって、彼らは強大なAmarr(アマー)帝国を完全に圧倒したのだろうか? 彼らの船には、一体どんな秘密が隠されているのだろうか?

 

この戦いで失われたジョビのフリゲート艦は、いくつか鉄くずが残されるのみだった

カプセラのライセンスをすべて取得し終えて、宇宙を旅する自分の船を調達したとき、真っ先に飛び込んだヌルセキュリティ空間のひとつが大戦のゆかりの地だった。現在、そのシステムはシンプルにAtioth(アティオス)と呼ばれている。長年私は、かつての戦場を自分で訪れたいと憧れつづけ、子供時代から私を虜にするジョビの船を自分の目で確かめたいと願ってきた。しかし、船で航行可能なエリアにはどこにも戦場跡地がないと知り、非常に落胆したものだ。帝国が自身の最も悲惨な敗戦の記録を隠しているのか、それともジョビが船に隠されたテクノロジーを秘匿しようとしているのか、またはNew Eden全体を我々カプセラの影響から守ろうとするCONCORDの綿密な計画の1つなのかは分からない。Vak’Atiothの大戦は、長らく世間の目から隠されていた。それでも私は諦めきれず、自分が何か見逃している可能性や、誰かが戦場跡地へ通じるルートを発見していることを期待して、数年ごとにこの地を訪れていた。

 

アマーの戦闘グループの残骸

その後、CONCORDから歴史的大戦の現場がついに一般公開されたとの発表があったとき、私がいかに興奮したかご想像いただくのは容易いと思う。だが最近いつも思うのだが、私がヌルセキュリティの奥深くに足を運ぶのが最も難しいタイミングを見計ってCONCORDは発表を出しているのではと疑うくらい、多忙な時期に限って嬉しい知らせが届く。それでもどうにか惑星生活の責務を片付けて、おなじみのアティオスへ通じる航路を急いだ。子供の頃から憧れた歴史的戦場を一刻も早く見たいあまり、足が遅くて確実なScientiaではなく、より高速なProfessor Scienceに乗ろうかと真剣に悩んだくらいだ。ScientiaTenguクラスの船だが、危険なヌルセキュリティ空間を航行するならProfessor Scienceよりはるかに適している。結局、常識的な考えに従って安全なTenguクラスの船で出航したが、ジャンプゲートからジャンプゲートへ飛ぶとき、少しでもペースを上げるよう静かに船を急かした。

 

すぐに私は、現場に着いた。K-IYNWからアティオスへ通じるゲートをくぐり、Scientiaに搭載されたスキャナーを回すと、現れたビーコンには待ち焦がれた名前がはっきり書かれていた。「The Vak'atioth Battlefield(Vak’Atioth大戦跡地)」。私は船体の向きを適切な方向にアラインさせ、慎重にワープエンジンを起動した。途中、ワープ妨害バブルに捕まるトラブルはあったものの、バブルはすぐに崩壊して五体満足の状態で目的地に到着した。

 

母艦の超兵器によって破壊されたアマーの戦艦

現場に着いてまず目についたのは、静かにたたずむJove Observatory(ジョビ天文台)の外観だ。今でこそ我々はこの手のステーションをよく見知っているが、長らくきわめて深い謎に包まれた存在だった。ステーションの周りにはアマーの船の残骸が群れをなして漂っており、かつて黄金の無敵艦隊と謳われたフリートが、どれほど被害を受けたか今に伝えていた。だが私は、何もアマーの船の残骸を見に来たわけではない(この手のスクラップは、最近あり余るほど手に入るようだが)。私はすぐさま、残骸の中にジョビの船がないか探し始めた。だが残念なことに、伝説に名を遺すJoveの船として見つかったのは、いくつかのねじ曲がった鉄くずだけだった。快速を誇るジョビの船は宇宙の過酷な環境の中で風化したか、あるいはとっくの昔にアマー・CONCORD・ジョビ・Angel Cartelや、他の謎めいた勢力によって略奪されてしまったのだろう。つややかなジョビの艦船をこの目で見る夢は、叶わなかった。

 

次は何をしようか思案しながらローカルビーコンを調べていたら、データバンクから驚くほど詳細な説明が飛び出してきた。

 


 

Vak’Atiothの大戦は、アマー-ジョビ戦争において両陣営が衝突した最も重要な戦闘です。西暦23216(YC20)Vak’Atioth(現在のアティオス)システムで戦闘が起き、アマー海軍200隻とジョビの母艦率いる分遣隊が衝突しました。戦闘は帝国側の大敗に終わり、広域に損失を残しました。当時、この戦闘はNew Edenの歴史上最大規模の戦闘として記録されました。

 

事件のきっかけは、帝国が自国の威信を示すため、小規模なジョビの研究基地のみが点在する国境沿いのシステムであるVak’Atiothを攻撃する決定を下したことが始まりでした。アマーは数週間に渡り、システムの所有権と「神の意志」による権利の正当性を主張するメッセージを発信しました。

 

しかし帝国側の宣伝行為は、かえってアマーを迎え撃つ準備をジョビに促すことにつながりました。アマーの艦隊は主に戦艦や重巡洋艦で構成されており、支援は手薄で、停泊した状態の艦隊は無防備でした。

 


ジョビはこれに対して、少数精鋭のフリゲート級艦船を送り出しました。アマー側は停止したジョビの船を1機撃墜したものの、その間に他のジョビのフリゲート艦は最高速度に達し、アマー艦隊の動きを封じました。直後、ジョビの母艦が戦場に出現。New Edenでも他に類を見ない巨大な古代艦には、最も新しく最も破壊的なジョビの兵器が搭載されていました。この最新鋭の兵器は、アマーの戦艦を一撃で完全破壊する威力を秘めていました。

 

アマーの艦隊はジョビのフリゲート艦に身動きを封じられ、巡洋艦の長距離砲と母艦のdoomsday weapon(終末兵器)によって一隻ずつ潰されていき、大混乱に陥りました。指揮系統は混乱し、一方でアマーの軍法は前線の戦力に降伏も撤退も許しませんでした。

 

実際の戦闘はわずか6時間ほどで終結しました。アマーの戦力はほとんど壊滅したものの、ジョビ側は1/3の戦力を失っただけでした。

 


ジョビに惨敗したこの出来事は、帝国に大きな衝撃を与えました。すぐさま報復戦力が再編成され、ジョビのフリゲート艦に有効打を与えるために異なる戦術を用いた2度目の攻撃が計画されました。一方、ジョビは国境沿いのシステムから撤退し、防衛拠点に戦力を集中させ始めました。

 

しかし、実際にはジョビとアマーの2度目の衝突は起こりませんでした。直後、これを好機と見たミンマターが蜂起し、Gallente(ガレンテ)連邦内のミンマター同情派の後押しを得て大規模な反乱が発生。帝国はすぐにミンマターの対応に注力し、急遽ジョビと平和条約を結びました。

 

Vak’Atiothの大戦によってジョビ帝国は無敵の大国との立場を獲得し、これ以降、4大国や他の勢力はジョビに対して軍事的衝突を控える動きが広まりました。

 

 

私は、放棄された研究ステーションも調べてみることにした。てっきり他の放棄されたジョビ天文台と同じような説明が出るとばかり思っていたが、驚くことにAuraはいくつかの追加情報をもたらしてくれた。

 


 

この朽ち果てた残骸は、かつてジョビの研究前哨基地として使われていました。今となっては、アマーの攻撃をきっかけにVak’Atiothの大戦が始まる以前にジョビがここに居たことを示す、唯一の歴史的建造物です。

 

前哨基地は無傷で大戦を生き延びましたが、直後にジョビ帝国は国境沿いのシステムから撤退したため、この前哨基地も使われなくなりました。最終的にジョビ帝国は、自国とNew Edenを結ぶゲートの接続をすべて断ち切りました。この施設と同様に、放棄された前哨基地はメンテナンスシステムが崩壊しているため徐々に風化が進行しており、いわゆる「ナノロット(注記:微小レベルの腐朽)」状態へと崩壊していくでしょう。一方、海賊やその他の突発的な勢力が放棄された施設を略奪するため、不安定な防衛システムに無謀な挑戦を仕掛けることもあります。

 

 


今回の旅では、残念ながらジョビの船をこの目で見る長年の夢は叶わなかった。(もちろん鉄くずの状態ならジョビの船は見つかるが、いくつか破片を見たところで、私の夢が達成されたとはとても感じられなかった。また言うまでもなく、戦場跡地にジョビの母艦は残されていなかった)だがひとつだけ、子供の頃から抱く夢が叶った出来事がある。私は文字通り、歴史が誕生した地を自分の船で飛んでいた。ジョビの船はいまだに私にとって大いなる未知の存在だが、私が今いる場所、アティオスIの上空を、かつて彼らも自由に飛び回っていた。その事実に変わりはない。いつの日か、私も本物のジョビの船を目撃するときが来るかもしれない。だがそれまでの間、また違った夢を叶えることもできるのだ。

 



 (翻訳:渋丸)

2021年6月8日火曜日

EVE Gate共同研究複合施設(EVE Gate Joint Research Complex)

 (原文:https://evetravel.wordpress.com/2021/05/16/eve-gate-joint-research-complex/)


惑星ニューエデンIの上に掛かる、共同研究複合施設の全体。
ワームホールの残骸「EVE Gate」が遠くできらめいている。


たまには、初心にかえるのも悪くないだろう。

 

ここに来ると、いつもそのことを思う。私は再び、星系の方のニューエデン(New Eden)を訪れていた。伝説のEVE Gateに最も近い場所だ。ニューエデンは崩壊したジャンプゲートの遺跡まで3光年も離れているが、誰にとってもEVE Gateといえば、最も密接なのはこの星系だ。崩壊したワームホールの姿はアマー・プライム(Amarr Prime)からも肉眼で拝めるし、クラスタのどこでも望遠鏡を使えば観察できる。だが、古代のスターゲート遺跡が放つ壮大な光のショーは、ニューエデン(と少し見栄えは悪いが、ひとつ離れたPromised Landという星系)を訪れた人しか拝めない。ワームホールからはエネルギーがループとなって渦巻き、止まることなくねじれ続けている。反対側に何があるか見定めようとしても、ワームホールの中央は白色矮星よりも眩しく輝いていた。

 

研究施設と周辺設備の見やすい写真がこちら。

驚くにはあたらないが、EVE Gateは長らく科学者の関心を惹きつけてきた。今のところ研究者の間では、EVE Gateを建設したのは我々の遠い祖先であり、人類はニューエデンから他の星々へと拡散したという説が広く支持されている。古代遺跡と同じくらい古く、程度の軽い損傷が見られるスターゲートが、ニューエデンから各地へと放射状に広がっていることも学説を支持していた(もちろん、人類がさまざまな星で誕生した説もなくはないが、少なくとも7つの異なる世界で同じ進化を遂げた生物が独立して出現する確率なんてものは、限りなく不可能に近い)。とりわけ、シスターズ・オブ・イブ(Sisters of EVE)は非常に長いことゲートの存在に魅了されている。その理由は科学的関心もあるが、宗教的な動機も混ざっている。彼らはゲートを天からの贈り物だと考え、秘密を解き明かすために昔からゲートの近くに研究施設を保有していた。崩壊したワームホールがつくる磁気嵐の濁流近くに建設された研究施設としては、長らく唯一の存在だった。

 

EVE Gateの姿は常に変化している。

だが、最近シスターズ・オブ・イブはコルアゾール家(House Kor-Azor)と協力して、ニューエデンのより利便性に優れた場所に第二の研究施設を開設した。コルアゾール家はジェネシス(Genesis)リージョンの一部を統治する、アマ―(Amarr)国の家柄だ。シスターズ・オブ・イブと同様、アマーもまたゲートに対して複雑な事情を抱いていた。アマーの首都からはあからさまにゲートが見えることもあり、アマー経典(Amarr scripture)にはゲートの存在がいくらか大げさな姿で描かれている。だがもちろん、アマーはゲートに対して科学的な関心も寄せている。恐らくこうした相反する感情から、アマーはゲートの研究に本腰を入れるのを避けていたのだろう。だが新しいコルアゾール家の後継者エルシリア(Ersilia)は、ついにゲートの研究を本格的に進めることを決めた。シスターズ・オブ・イブとの共同で研究を行う機会は、むざむざ諦めきれなかったわけだ。

 

現在、共同研究センターは本格稼働しており、その場所は広く知られるところだ。Auraは新しいシスターズ・オブ・イブのステーションに対して、次のようにコメントしている。

 


このステーションは、ニューエデンでシスターズ・オブ・イブが研究を行う際の中心的ハブの機能を果たしています。

 

シスターズ・オブ・イブは、EVE Gateというワームホールの残骸を科学的研究の重要課題としてだけでなく、宗教的信仰の対象と捉えています。彼らの信仰によると、EVE Gateは神からの賜物であり、ゲートを献身的に研究し、秘密を解き明かすことは神の意志に沿う行いだと考えています。また、神はEVE Gateの反対側へ退いており、天の領域から神に従う者を導き守護すると信じています。

 

シスターズ・オブ・イブは、あくまで自分たちの活動は科学的な研究であると注意深く強調しており、共有施設では自らの宗教的信条について議論を避けています。こうした態度は、共同研究を行うコルアゾール家の当主を当惑させる事態を避け、アマー帝国内の敵対者から「違法な布教活動を行っている」との非難を受けないためです。

 

また、共同研究施設のコルアゾール側を調べると、Auraは次のように話した。

 


このステーションは、ニューエデンでコルアゾール家が研究を行う際の中心的ハブの機能を果たしています。

 

古くから、コルアゾール家は領地の外や国外勢力との政治・貿易・科学的な交流を通じて、アマー帝国内での基盤を固め、影響力を拡大することに熱心でした。正当後継者のエルシリア・コルアゾールは、家督を継いで以来この方針を再び強く推進させており、コルアゾール家は外部団体との連携強化に成功しています。

 

コルアゾール家は、ニューエデンシステムを含むジェネシスリージョンの一部を領地に抱えています。領地に科学的な研究価値の高いEVE Gateがあることから、コルアゾール家はシスターズ・オブ・イブと協力するに至りました。両者は肩を並べているものの、コルアゾール家はシスターズ・オブ・イブの活動を注意深く監視しているようです。サイトに駐在するアマー帝国内務省(Ministry of Internal Order)の侍従は独自の監視体制を敷いており、あらゆる活動に目を光らせていることを忘れないでください。

 

EVE Gate自体に対して、Auraは次のようにコメントしている。

 


ニューエデンのシステムには、何物も通り抜けできないEVE Gateが存在しています。数千年前、人類の祖先はゲートを通じてEVEの新世界に足を踏み入れました。しかし、ゲートは遠い昔に崩壊。その影響により、当時ニューエデンシステムにあったすべての惑星は破壊され、脆弱な居住施設はなぎ倒され、人類は絶滅の危機に陥ったほどです。現在もなお、ゲートに近付く愚行を犯せば、巨大な遺跡を取り囲む磁気嵐によってバラバラに引き裂かれる末路をたどるでしょう。

 

近くの白色矮星よりも圧倒的に強くゲートは輝いている。

共同研究基地の主要部分は2つのステーションから構成され、ニューエデンにたったひとつ存在する惑星を周回している。コルアゾール側のステーションは、アマー帝国の標準的な建築様式を設計に取り入れている。このデザインを見ると、私はいつも宇宙を滑空する帆を連想するものだ。だが、主要ドッキングポートには球根状の何かがぎこちなく配置されていて、空駆けるイメージを少し台無しにしていた。シスターズ・オブ・イブ側のステーションは、テーラ(Thera)で彼らのステーションを見たことがある人にとっては馴染み深い外観だ。ガレンテ(Gallente)建築による3つのリングを持つステーションは、シスターズ・オブ・イブを象徴する白と赤の塗装で彩られている。2つのステーションは周囲に数多くの計測機器を抱え、どんな研究を行っているか想像もつかないが、ワームホールの残骸が放出するテラバイト単位の膨大なデータを絶えず収集していると思われる。

 

愛車の「Professor Science」は漕ぎ出した。

研究所の外観をよく観察しようとしても、すぐ横でEVE Gateが圧倒的な存在感を放っており、つい目を奪われてしまう。ワームホールの残骸は絶え間なく姿を変え、私は初めて見たときと同じ気持ちで目の前の光景に魅了されていた。ワームホールの残骸がこれほど明るく、3光年先からでも眩しく感じる光を放っていることは、時空の裂け目からどれほど膨大な力が溢れているか物語っていた。だが、私たちの心を最も強く惹きつけるのは、ゲートの先に(恐らく)人類の祖先が生まれ育った古郷があるということだ。今もなお、ワープドライブを使わず自力でゲートに近付こうとした船が、真新しい残骸を意味するマーカーの形で点在している。私がパイロットになった頃にはすでにあった、探検家の通過儀礼だ。

 

たしかに、たまには初心にかえるのも悪くない。ただ、残骸になる以外にも方法はある。






(翻訳:渋丸)

2021年6月4日金曜日

EVE Online初心者向け情報公開のお知らせ

 初心者教育コーポNew First Step[N-F-S]で利用されている(されていた)資料の一部公開することにしました。また、一部の有用と判断された記事の再掲のためにドキュメントリンクを追加しました

仕様変更により情報が劣化しているため、現在の仕様とは一部適合していません。そのことを留意した上で各項目を閲覧することをお勧めいたします。


初心者ガイドと同様にご活用ください。



以下のものは読む前にベテランや経験者以外は初心者ガイドをご一読しておくことをお勧めします。
N-F-S PvP用資料

MURAKU式zkill利用ガイド2019年版



公開に至った経緯


ヘルプchや各社の初心者への質問に対する回答であまりにあんまりな回答を観測することが多く、各社の人達から相談されたのがキッカケです。


ちょうどN-F-Sでも情報更新などのこともあったこと、そのまま破棄するよりは古い情報でも公開したほうがいいだろうということ、ここに乗せた情報は各初心者コーポでも解説できる人がいるものであり、事前資料の有無は各社の担当が労力を大きく減らすことにつながることから資料を公開することにしました。



2021年5月16日日曜日

プロジェクト・ディスカバリー:フェーズ・ツー記念モニュメント(Project Discovery Phase Two Monument)

 (原文:https://evetravel.wordpress.com/2021/04/11/project-discovery-phase-two-monument/)


フェーズ・ツー記念モニュメントの外観


 

New Edenは、広大な宇宙の中にある、ほんの一部の領域に過ぎない。天知る、地知る、誰もが知るところだが、ふとすると忘れそうになることだ。5000余りの星系には、数千人のカプセラがひしめく場所や、数百万の船が行き交う地点、数兆人の市民が生活する空間がある。こうした星々をうろつくだけでも、銀河をまたがり旅をしている気分になる。しかし、New Edenだけでも広大だが、宇宙はそれ以上に広い。我々は銀河の片隅を上手に調べてきたが、スターゲートの届かない領域に何があるか、誰も知る人はいない(もちろん、私たちの場所とは呼べないAnoikis銀河のように、到達可能な場所であっても謎は多い)。ヌルセクから空をちょっと見上げると、大きな星雲が確認できる。それらが組み合わさり、銀河という巨大な円盤を形成している。こうした眺めを見ただけでも、私たちの技術や発展というものは、宇宙を統一的に理解しようと計画したところで、何と心許ない進歩だろうかと愕然とする。

 

中央モニュメントの近景

しかしそれは、銀河を知ろうとする知的好奇心を妨げるものではなかった。カプセラは以前の研究プロジェクトにおいて、データ解析のマンパワーとして有益な力になることを証明した。驚くにはあたらないが、今度はNew Edenの外に可能性のある惑星がないか、データを解析するプロジェクトにお呼びがかかった。プロジェクト・ディスカバリー(Project Discovery)の傘下で再び、カプセラたちが力を合わせることになった。プロジェクトのフェーズ・ツー(Phase Two)では、スターゲート網の外にある恒星について、光度曲線を調べることになった。グラフの中で光度が定期的に落ち込む場合、恒星の前を遮る惑星が周回している可能性がある。フェーズ・ワン(Phase One)と同様、カプセラたちは熱意を持ってプロジェクトに取り組んだ。彼らは提供されたデータ群をすみやかに解析し、新世界を探索する船の行き先を決める足掛かりを、New Edenの天文学者にもたらした。

Pakhshiの輝きが通過していく様子


その後、プロジェクト・ディスカバリーは多大な分析リソースを必要とする新しい病気を研究するため、新プロジェクト・新フェーズに移行した。だがプロジェクト・ディスカバリーは、恒星分析に多大な貢献を果たしたカプセラたちの努力と、フェーズ・ツーの発見を記念し、特別なサイトを建設した。数週間前に発表されたこのサイトは、PakhshiCONCORDスペースに建てられた。サイトの設計はシンプルだ。中央の台座に立つメモリアルを囲むように、記念展望台がいくつか配置されている。台座から照射されるホログラムには、恒星を周回する4つの惑星が描かれている。プロジェクトの研究を力強く推進した、中心人物たちを象徴したものだ。ホログラムの中で、4つの惑星は黄色い恒星の周りをゆっくり周回していた。

 

予想通り、モニュメントの台座をキューに入れると、Auraはいくつか情報を示した。

 


プロジェクト・ディスカバリーのフェーズ・ツーは、YC1197月に開始されました。タンパク質分類の解析で多大な成功を収めたフェーズ・ワンに続き、新プロジェクトはCONCORD深宇宙研究責任者であるミシェル・マイヨール(Michel Mayor)教授の指導の下、新しい太陽系外惑星を探索する試みが行われました。

 

このフェーズを境に、プロジェクト・ディスカバリーの主催はシスターズ・オブ・イブ(Sisters of EVE)からCONCORDアセンブリ内の専門研究部署へと正式に移行しました。

 

プロジェクトの中でカプセラたちは専門性を発揮し、光度曲線の中に惑星通過の痕跡を探すことで、惑星の在りかを探索しました。その結果、プロジェクト・ディスカバリーのフェーズ・ツーは、約3年に渡る活動によって新しい太陽系外惑星の探索を大きく推進させました。

 

プロジェクト・ディスカバリーのフェーズ・ツーはYC122615日に完了し、フローサイトメトリー法(Flow Cytometry)のデータを解析する、フェーズ・スリーの新プロジェクトが開始されました。

 

プロジェクト・ディスカバリーの光度曲線分析において、多大な貢献を果たしたカプセラたちの記録については、フェーズ・ツー記念モニュメントのデータベースを参照してください。

 


その後、Auraのコメントには、中央の台座にエントーシス・リンク(Entosis Link)ポートが開かれていると続いていた。私はモジュールを1サイクル実行し、研究成果の短い記録をAuraのデータバンクにダウンロードした。データには、フェーズ・ツーでランク2000から5000に到達した、すべてのカプセラが記録されていた。

 

愛車の「Professor Science」がエントーシス・モジュールを回している

実はフェーズ・ツーが始まった当初、私も手を動かしてプロジェクトの分析をやってみたことがある。恥ずかしながら、長期プロジェクトに辛抱強く貢献を果たすための忍耐が私にはなかった。しかし、たとえほんの一部であっても、宇宙の神秘を紐解く活動に助力できたことを誇らしく思う。空には数千の星がまたたき、それぞれ語るべき物語を秘めている。プロジェクト・ディスカバリーのフェーズ・ツーは、その物語を知る上での助けを果たした。私たちの誇るべき功績だ。

 




 (翻訳:渋丸)


2021年5月1日土曜日

Drifters(ドリフターズ)に関するストーリー - そして彼らの正体についての考察 その2

 (原文:https://forums.eveonline.com/t/compilation-speculation-the-lore-of-the-drifters-and-their-other-possible-identity/143079/2)


アルファ

YC118年1月初旬、アノイキス銀河の中でもハイヴサイトのあるシステム各地にて、シスターズ・オブ・イブの小隊の姿が目撃された。彼らが現れたのは、ハイヴサイトのアクセス難易度が変更されたのと、全く同じ時期だった。また、カプセラたちがドリフターズをアマ―の領域から引き離す二度目の衝突とも、時期が被っていた。アノイキスで目撃された小隊は、後にドリフターズのバイオテクノロジーを調査していたことが暴露された。直後、シスターズ・オブ・イブが主催する「プロジェクト・ディスカバリー(Project Discovery)」の発足が発表された。プロジェクトは、参加者の自発的な研究協力によってドリフターズの生体組織サンプルを解析し、新たなテクノロジーの確立を目指す公開プロジェクトだった。


YC118年は、ほとんどドリフターズに関連したイベントは起こらなかった。ただし、「Arithmos Tyrannos」という新たなパイロットが出現したのは、この年の出来事だった。彼らはハイクラスのアノイキスシステムでスリーパーの飛び地を守り、資源の略奪を防ぐよう任命されたのだと思われる。この時期の主なイベントといえば、ジョビ理事会がコンコードから離脱し、後任に意識思考学会が指名されたことくらいである。(この背景については「Inheritance」を読んでください)


YC118年10月の終わり、四大国は新しいクローン技術を軍事的に応用しようと実験を行っていたことが暴露された。このクローン技術は、コンコードの協定を巧妙に避ける形で、シスターズ・オブ・イブから同時に四大国にもたらされていたことが明らかにされた。テーラの存在を最初に暴いたことで知られるシスターズ・オブ・イブの分離派メンバー、シスター・タヤ・アキラ(Sister Taya Akira)は、事が明るみになった数日後、次のように警告した。「新しいクローン技術は、プロジェクト・ディスカバリーの協力のもと、ジョビの生理機能へのより深い理解を目指してドリフターズのサンプルを研究した結果から得られた直接の産物である。ドリフターズやアノイキスから得られた技術的進展というのは、最大級の警戒をもって見守るべきである。」


11月はじめ、タヤ・アキラは、ドリフターズの活動に変化が見られたことを報告した。ドリフターズは新たなテクノロジーが開発されていることに対して、何か行動を起こす準備を進めているのではという見方が広まった。11月15日、コンコードは自主自立したカプセラたちに向けて、アルファクローンという新技術を公表した。次の日、ドリフターズが再び襲撃を開始した



ドリフターズは、New Eden全域に点在する四大国の極秘軍事研究施設を標的に定めた。極秘施設は採掘サイトの近くに位置しており、謎に包まれたスリーパーのインフラ設備にほど近い場所に建てられたものもあった。極秘施設に対してドリフターズが集中攻撃を開始すると、四大国は強い軍事的反発を示した。各国の海軍は多数のカプセラ候補生のトレーニングを促進させ、直面する脅威への対策を急いだ。ドリフターズを退ける闘いは、新たなドリフターズ・ハイヴを戦場にして、最終局面に突入した。しかし、ハイヴは前例がないレベルの巨大質量転送によってk空間へと転移された。ハイヴを移動させるために使われた極渦の残りは、ネクサスアノマリで見つかるものと類似していた。しかし今回の極渦は、周囲に大量のデブリが散らばっており、ネクサスの極渦の中心とは異なる色のコアポイントを持っていた。アノイキスシステムにはカプセラにとって未発見の場所があり、まだ見ぬドリフターズのインフラ設備が存在していることを示唆していた。ハイヴは破壊され、帝国とカプセラたちの奮闘により、ドリフターズは再び退けられた。


2021年4月26日月曜日

2021年4月25日日曜日

ONCBNからお知らせ

c8n8o16[ONCBN](以下ONCBN)はGoonswarm Federation[CONDI](以下GSF)を脱退しました。


いろんな憶測が出ると思いますので、先にいくつかの点だけ表明しておこうと思い、このお知らせを書いています。

1,ONCBNの離脱はかなり前から予定されていた

ONCBNの離脱自体は戦争を始まる前から一部のメンバーと話していました。GSFという環境に慣れすぎて組織の成長が停滞していたことや、 これ以上の成長を望むなら様々な問題や要因から環境を変えるべきではないか?という話題がありました。 その後、いくつかの出来事を得て再日本語化を契機にコーポ内でメンバーに離脱を考えてる旨を伝え、プロセスを経て決定しました。 一部の方はご存じの通り、Muraku Butlerがリアルの影響でEVEから距離を置いていたことも時期が後ろ倒しになっていた原因となっております。

2、戦争が離脱に影響したか?

メンバーのモチベーションという点では戦争の影響を否定できるものはありません。個々の意見になりますが、戦争中の幾つかの出来事でモチベーション維持ができなくなったメンバーがいるのは事実です。

3、なんで最後までGSFに残って戦わなかったのか?

誇りのために戦い続けるという決断を下すには、ONCBNに所属する数十人とN-F-Sで育ってきている初心者を巻き込むには中々厳しく、ONCBNの組織内での目標の達成が困難になっていたことなどが要因としてあげられます。 その後、いくつかの協議を重ねて戦争の終わり方、その後の各種動向予測をした際にこれ以上の継続は不可能だと判断し、今月の離脱を決定しました。 Muraku Butler