2020年8月16日日曜日

出張!ONCBN従軍記 #6 キープスター防衛!敵の攻城陣地を突破せよ!

全域を荒らされ続けるファウンテン・リージョン、いくつかのキープスターが落ちたのは前述したとおりだが、敵の牙はついにY-2ANOに届いた。ファウンテン・リージョン最南端、つまりGoonswarmの本拠地たるデルヴ・リージョンとの境である。まさにリージョンの境界のスターゲートを守るように配置されたキープスターが攻撃を受けてシールドが破壊され、アーマーのタイマーが迫っている。ここを落とされるということはファウンテンを完全に捨てるということであり、なおかつ本拠地から近いこともあり、今回は防衛が決断されたわけである。

久々にでかい戦闘の予感に湧きかえるImperiumの人々、拠点はひとで溢れかえり、ローカル人口は2000人を超えた。それに対して敵性のPandafamとLegacyの混成艦隊がすでに布陣を終えたY-2ANOのローカルも1000人を軽く超え、リージョン境のゲートはガチガチにキャンプされているとの情報である。大量の艦載機母艦が展開した戦闘機がゲートを覆いつくしているのだとか。

ログインするにもTidi、フリートに参加するにもTidi、移動を開始する前にすでにTidi10%の地獄のような状況の中、ONCBNメンバーはいくつかの艦隊に思い思いに分かれて出発した。


容赦なくゲートを通過する・・・のも大変だ。何せ操作がほとんど効かないのである。



・・・これはひどい。今まで見た中で最も厳重なゲートキャンプかもしれない。

一斉に火を噴く敵の火砲。運の無い、というより高価な船から死んでいく。それでもあらかじめゲートキャンプを察知していたImperium側艦隊はマイクロジャンプなどを駆使してこれを突破した。それにしても重い。正直モジュールが起動するか、軸合わせするか、ワープするかなど全て運が絡んでくる戦場。

それはそれとてキープスターの防衛開始だ。キープスターはストラクチャ用のDDDである弧型ヴォートンプロジェクターが搭載されているのが常であり、戦闘機などのユニット以外は近寄ると甚大なダメージを受ける可能性がある。そのためゲートキャンプの役割を終えた戦闘機群が呼び戻され、キープスターに向かっておよそ1000kmの距離を突進してくる。同時にTESTを中心としたLegacy勢による超長距離狙撃仕様のレイブン艦隊とその護衛艦隊が射程外に配置され、そこからクルーズミサイルを撃ち続けてキープスターのアーマーを削っている。すでに星系内の様々な場所で衝突が起きており、活動するImperium側の艦隊も敵を打ち砕くべく足並みを揃えて動いた。すでにローカルは4000人を超えており、久々の大規模な会戦だ。



The Initiative.のフェロックス艦隊がレイブン艦隊に突っ込むのを皮切りにGoonのメガソロン艦隊もレイブン艦隊に向けてワープした。散っていた艦隊があちこちから集まってきて壮絶な殴り合いになる。全てのImperium側艦隊の標的となったレイブン艦隊は瞬く間に壊滅し、キープスターのリペアタイマーが再び作動し始める。敵性の艦載機母艦群とキープスターの間の制空権をImperium側が握り、敵戦闘機の群は攻撃のタイミングを失って下がるしかなく、この時点であっさりとキープスターの防衛という戦略目標は達成された。

キープスターまで下がったImperium側がリペアタイマーを残り30秒で自分たちで攻撃しながら止める(※これは回復しきってからまたダメージを受けると、15分のタイマーが始まってしまうから)という奇策を打ちながら、周辺で運動する艦隊があちこちで戦闘を繰り広げる。結果的にキープスターを再度攻撃する機会を失い、膠着した戦況を打破し得なくなったPandafamとLegacyの混成艦隊は次第に退いていった。

前にあった他のストラクチャ攻防戦で戦闘機を多く失ったPandafamが消耗を嫌ったか、戦略目標が比較的はやく達成されてしまったために結果的に小競り合いの繰り返しで終わった戦闘ではあったが、それでも両軍合わせて150,000,000,000 ISKを超える損失を出した。Imperium側はISK的には真っ先に突っ込んだThe Initiative.の軍事力補強母艦群の損失が大きかったが、今回割を食ったのはやはりレイブン艦隊を出したTESTであろう。また、ワープをミスった艦載機母艦のロスも響いているようだ。

https://zkillboard.com/related/30004665/202008151800/


今後もこの星系ではこのような削りあいが起こるだろう。いまだに超大型の主力艦を温存するPandafamではあるが、この攻撃失敗により新しい攻撃手段を模索しなければならず、おそらく近いうちにさらなる規模の攻撃を手を変え品を変え仕掛けてくるだろう。やっと戦争が始まったって感じがして、とてもいい感じである。

今後もファウンテン南部から目が離せない。

2020年8月11日火曜日

出張!ONCBN従軍記 #5 遊撃!遊撃!

 ファウンテンのキープスター級シタデルが落ちた・・・。まあ守ってないからそれは落ちる。個人的な感覚でいえば、あそこは「守るはずだった」のでおそらく押されているとは思うのだが、これではひたすらエントーシスとストラクチャ撃ちに明け暮れたトリビュート戦役の二の舞ではないか!Pandafamにしろ、Legacyにしろ、守り手がいないキープスターを撃って喜んでいる人なんかいないに違いない。次はファウンテンの南部でお会いしましょう!

とはいえ、ユルい時間はユルい。ささっとジャックドー艦隊に参加し、クエリアスで嫌がらせを行っていた艦隊を蹴散らす。ボンバーが何度もボムを撃ってくるが、そのたびに迎撃ミサイルが飛び、道半ばでボムを撃ち落としていく。さすがにここで逃げ遅れて捕まるような練度の低い艦隊でもなく、何度か応酬してその場はさらりと終わった。

そして帰ったとたんにまた別の艦隊が立つ。タイミングがよかったので入港することなく艦隊を乗り換える。すると艦隊はあっという間に移動し、一路南部ピリオド・ベイシスへ!

TESTが来る!

・・・と思ったのだが、侵入してきたのはTESTではなくThe Army of Mango Allianceを主体とした艦隊。ケルベロスやオスプレイ海軍が飛びこんでくる。そのタイミングでこちらも仕掛けた。友軍のフリゲート艦隊と共に、ガツンとひと当てする。バブルに引っかかってもがく艦隊とすれ違いざまにシミターや突っ込んできたセイバーを落とす。ブロードキャストの不備か練度か、感覚的にかなりの落ちっぷりだ。即座にワープアウトした敵艦隊は逃げにかかり、TEST領パラゴンソウルへと撤退した。

こちらも追撃する。

驚いたことに敵さんは何隻かのSuper Capital、大型艦載機母艦群を随伴しており、フォータイザーでこっちを見ている。わりとここで戦闘機を飛ばしてきたりするんだよな・・・。ここでもうひと当てしてくるかと思ったが、相手は何もせずにすっと下がった。大型艦載機母艦艦隊も一緒にである。一瞬の判断で艦隊はその後を追い、まさかのゲートを跨いだところでニクスやヘル、イーオンなどの大型艦載機母艦を捕獲した。

とはいえだ。ここTESTのキープスターがあって増援もたくさん用意されてるし、まさかのここで純戦闘用の大型艦載機母艦を落とせるとは誰も考えていない。駆逐艦艦隊とフリゲート艦隊ではそもそもの力不足だ。案の定すぐにFAXが飛んできて防御に入る。

大型艦載機母艦は次々に重戦闘機編隊を戦場に出した。遠距離型・・・つまりボムを撃ってくるやつだ。安定の迎撃ランチャーが火を噴く。迎撃ランチャーが火を噴き、また火を噴いた。出しては引っ込める戦闘機をひたすら撃つ。撃つ。キルボにはあまり出なかったものの、少なからずの出費を強いたのでは?途中で慌てて戻ってきたThe Army of Mango Allianceの艦隊を捕まえ、またしても落とす、落とす。一瞬の会敵後に敵のモニター(※指揮用のめっちゃ硬い艦)が取り残されており、これも落とす。数的にはそんなにいかなかったが、ひたすら殴って殴って殴る。鎧袖一触でないか。これがAOMか。

やがて相手も落ち着いてフォームアップしはじめ、大型艦載機母艦の周囲がうるさくなってきたので退散。最近こんなに迎撃ミサイル撃ったことないね!

これは珍しくこちらが鮮やかに殴って鮮やかに退いたケース。こういうちょっとした面白い艦隊もいいが、やはりストラクチャを撃つところ守るところ、それによって衝突する戦艦たち・・・そういう戦闘もぜひ起こってほしいものである。

なお、この翌日PandafamとThe Army of Mango Allianceの2艦隊とImperium側艦隊がまたしても南部で激突。さすがにPandafamのHAC艦隊はほぼ無傷だったが、AOMの巡洋戦艦艦隊は文字通り壊滅したらしい。強豪がひしめくこの戦争において、ちょっと和む・・・その根性やよし!!ぜひまた来てください。よろしくお願いします!

2020年8月5日水曜日

出張!ONCBN従軍記 #4 人生に一片の悔いも無いドレッドノートを撃つ話

WWB2が始まって一カ月弱、戦況は・・・正直なところよくわからない。あちこちのSOVが落ち、ファウンテンは食い荒らされており、クエリアスは取って取られての関係、今回のメインがTESTだとは思えないほど、彼らとは小競り合いしかしていないような気がする。しかしひとたびパラゴンソウルなどの領土に侵攻すれば、すさまじい量の殺意に晒されることになるのだ・・・。
彼らは歩調を合わせてきている。そんな中、事件は起きた。

主力艦の小競り合いがちょこちょこ起き始めた頃だ。主力艦はあっちに移動しこっちに移動し、時にはストラクチャを守るために戦闘機を飛ばし、時にはエントーシスを積んで5倍の時間を生きたりする。そして、戦艦の招集がかかった。
時間が時間だしスルーしようかと思った矢先、追加で流れる「相手は主力艦」という情報。呼応するように他の艦隊も動き、たまらずに戦艦に飛び乗った私は伸張する時間に身を委ねることになる。

Goonswarmの艦隊が動くときはだいたいTidiだが、今回は出だしから10%。高まる激戦の予感である。数ジャンプを経て現地に着くと、すでにローカルは1700人。高まる!

しかし無情にも流れる「味方のタイタン落ちる」の情報。しかも2隻だ。一体どんな相手が!?まさかの超大型の主力艦群の殴り合いに飛び込んでしまったのか・・・と思いながらも、到着したのはスターゲート前。





ん?

至近距離には敵の攻城艦がいる。殴る的、これはいい。敵艦隊らしき敵艦隊が見当たらないのだが・・・?結構な数の艦船の残骸はあるが戦闘後?
攻城艦を攻撃しながら状況を把握すると、まあつまりこういう顛末だったらしい。

・INIT.のSuper艦隊が移動していた(下がっていた?)
・ミスしてワープしたタイタンがゲート前で捕まった。
・敵が艦隊と攻城艦をドロップした。
・もちろん味方は救援を差し向け、私もそれに含まれている。
・しかしドジったタイタンは落ちた。
・カウンターへの備えはあったが、敵はこれ以上の増援を投入しないようだ。

敵の増援は来ない。それを悟った瞬間、私は色々なものを撃ち始めた。本来なら集中して1隻ずつ確実に落としていくフェーズ。しかし増援が来ないのであれば、ここに残っている主力艦群は「シージモジュールの都合上逃げられなかった奴」であり、これはすでに残党狩りである。彼らは過剰なほどのバブルにまみれながらもローカルでテンション高く、どこか誇らしげですらある。

せめて無駄なく食べるのが礼儀というものだ。




途中波状攻撃をしてきた爆撃艦を撃ったり、様子見にきたSiege Greenの要撃型を撃とうとして全然撃てなかったり、細かい戦闘をして戦闘はあっさりと終わった。その後私たちはTidi10%の中に取り残され、ヒマをこいた私はこうして記事を書いているのである。

主力艦を撃てたものの、求めている闘いはこーいうものではない。よーし次は「殴り合い」するぞ!という気持ちも新たに、私たちは(ヘトヘトになって)帰還したのであった。