2021年2月8日月曜日

出張!ONCBN従軍記 #12 恐怖の瞬間!出を間違ったタイタン

何度でも何度でも言うが、現在敵性連合軍のステージング星系とGoonswarmの本拠地星系は隣り合っている。それぞれT5ZI-Sと1DQ-Aだ。スターゲートを挟んで両側にキープスター級超大型シタデルがあるし、両側はそれぞれの艦隊で常に警戒されている。まぁ、ファイトが欲しい人々にとっては最高のちょっかいポイントなのであり、今日もまたPAPI側の小規模艦隊が1DQ-Aに侵入して暴れまわっていた。

すぐに帰っていくようなら面倒なので有志まかせにするのだが、どうにもウロチョロしそうな気配を感じたのか、防衛用の艦隊が立ち上がった。ジャックドー艦隊だ。ゲート前で相手艦隊に1発かますことに成功したジャックドー艦隊はあっさり敵を追い払う。しかし艦隊司令官はここで終わりにするつもりはないようで、艦種切り替えの指示が出る。ジャックドーから要撃型フリゲートのエリーズ艦隊へ。つまり今度はこちらが襲いに行く番だということだ。前に記事を載せたように、エリーズに乗り換えた艦隊メンバーはキープスターにドックインしたまま、静かに出撃の時を待った。

ほどなくして艦隊司令官の「出港」指示が飛ぶ。艦隊メンバーは一斉に出港し、艦隊司令官の操作でT5ZI-Sへのスターゲートへとフリートワープした。問題のシーンはここからだ。一瞬でゲートに到達するはずのエリーズ艦隊はフワリとした動きでゆっくりとワープに入った。これは編成上ありえない。なんじゃこれは?フリートワープは「最もワープ速度が遅い船」に合わせて行われるので、これはよほどの大型艦・・・とあたりを見渡す余裕までもある。ぐりぐり動かして驚いた。エリーズ艦隊と一緒に出港しワープしていたのは、カルダリタイタンのリヴァイアサンだったのだ。


(あまりのことに画像は残っていない)


しかも運が悪いことに、T5ZI-Sのスターゲートは味方の大型の設置型ワープ妨害フィールド・・・大型バブルで固められていた。だからこそのエリーズだったのだが・・・結果、エリーズは範囲型ワープ妨害無効化の能力でゲートに到達したが、リヴァイアサンは手前のバブルに見事にひっかかった。


慌てて回頭を始めるリヴァイアサン。当たり前だが、スターゲートのこちら側に敵性の偵察艦が遮蔽していないと考える人は誰もいなかった。敵は即座に艦隊を編成し、襲ってくるだろう!艦隊司令官から「タイタンが引っかかった大型バブルを排除せよ」との指示が下り、エリーズはなけなしの火力で大型バブルの排除に乗り出す。軍事力補強艦にスクランブルがかかり、毒づきながらも大型バブルのシールド・・・アーマー・・・構造HPを削りきるか、というところでT5ZI-Sのスターゲートに大量のジャンプアウト反応が現れた。当然のようにムニンを中心とした打撃戦隊。ガチガチのガチである。大量の敵アイコンが現れると共にバブルが破壊され、タイタンが自由になる。艦隊司令官からは「敵のディクター(ワープ妨害型駆逐艦)を排除せよ!!」という指示が飛ぶ。

結果的に運はGoonに味方したようだ。わずか数分で大量の強襲型巡洋艦戦隊を編成した敵はさすがだったが、ワープ妨害型駆逐艦が少ないか有効な位置にいなかったか、あるいは有能な味方によって一瞬で排除された。オーバービューをザザッとチェックしても近くにディクターいないよ!!?艦隊司令官も同じ結論に達したのか、一瞬で「全機離脱」を指示。敵艦隊はすでにフリーファイア態勢に移行しており、あちこちからターゲットが飛んでくる。「タイタンを撃つなら俺を撃てよ!」と身をもって盾になった数名のメンバー以外は離脱に成功し、タイタンもジャンプアウトして脱出した。


お間抜けなリヴァイアサンめ・・・。

艦隊司令官は撃沈されたメンバーに含まれており、集合した艦隊はガタガタだった。もはやどこかを襲いに行くような気分でもなくなり、艦隊はここで解散と相成ったわけである。


リヴァイアサンが脱出できたから笑い話で済ませられるものの、捕獲されていたらおそらく瞬間的に大艦隊戦へと発展していたことは間違いない。まさに「クリックミスによって大艦隊戦が勃発」のアサカイ戦役再びの恐怖。起きていたら、両側が湯水のように艦隊をつぎ込み、貴重な主力艦をすりつぶし合う結果になっただろう。そうならなかったのは幸いだが・・・どうにも不完全燃焼で終わった艦隊を見ていると、かすかに「逃げ遅れていた方が面白かったかもな」と思ってしまうのであった。

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