2021年4月6日火曜日

出張!ONCBN従軍記 #16 パンダ・タイタンの無謀な突進

WWB2は最終局面だ。ほぼ完全にデルヴを制圧したPAPIことLegacyとPandafam連合軍はすさまじい勢いでデルヴ中のストラクチャを破壊しまくっており、すでにGoonswarm側はそれを防ぐ気もない。そしてその裏ではキャッチ、インパスなどを始めとしたTEST関連の領土が反TEST勢力によって荒らされ続けており、混沌とするクエリアス(あるいはエソテリアやパラゴンソウル)に彼らがなだれ込んでくることでTESTがキャパオーバーするのが先か、最後にして究極の砦たる1DQが陥落するのが先か、というデッドヒートだ。もちろん1DQが陥落したところでTEST領の壊滅は避けられず、その時がきたらPandafamたちも手のひらを返してLegacy領を踏み荒らして帰っていくだろう。どう転んでも破滅!それはそれとしてGoonswarmは叩き潰したい!あらゆる思惑が渦巻く中、次は5つのキープスターと20を超えるフォータイザーが並ぶ要塞でお会いしましょう!


さて、そんなこんなで武器の手入れを欠かさずにいたImperiumがにわかに騒がしくなった。勘が良いプレイヤーたちは大量のワープ妨害型駆逐艦が集められたことで何が起きたかを瞬時に察し、我先に艦隊へと入って出撃した。この手の状況が示すシーンは実はたった1つしかない。そう「お間抜けなSuper Capitalが捕まった」のだ。


ビンゴだ。ジャンプアウトした先には今まさに攻撃を受けようとしているキープスターと、ゼロ距離でもがくFRTのアバター級タイタンの姿があった。キープスターのシールドを削るために出撃したタイタン・大型空母の混成艦隊と大量の戦闘機、味方の小型艦が入り乱れている。そこから何かの間違いでワープして捕まったのであろう。はっきり言って、いい獲物ではない・・・。主力艦を展開すれば戦闘機の餌食。相次ぐエスカレーションにImperium側はまず耐えきれず、1隻のタイタンキルと引き換えに注ぎ込んだ全ての艦を失うだろう。しかもメンテの強制シャットダウン時間が迫っており、そもそも十分な艦隊を集めてぶつけることが可能かどうかも微妙なところだった。

PAPI側もその優位性は十分に理解している。FAX・・・軍事力補強母艦という支援型の主力艦を突っ込ませ、タイタンをリペアして攻撃に耐える。ダウンタイムまで耐えきれば「再ログインさせない」だけで逃げ切れるのだから。それで吹っ飛ぶFAX乗りや消費される戦闘機はたまらないだろうが、お互いにやるしかない。

そんな中で出撃して現着したImperium側のステルスボンバー艦隊は、どう見ても決死隊だった。FRTのムニン艦隊と戦闘機の狙撃に晒されて次々と落ちていく味方を見ながら、FAX、サイノ艦、ロジ艦、インターディクションプローブを除外するために突っ込んでくるスマボ艦をジリジリと削って行く。圧倒的に火力が不足しているが、回復しきられるよりはいい。


いよいよサーバーメンテナンスのカウントダウンが始まったその時、キープスターに搭載されたドゥームズデイ兵装、スタンドアップ弧型ヴォートンプロジェクターが火を噴いた。何隻かの運の悪い味方を巻き添えにして数隻の軍事力補強母艦が文字通り一撃で蒸発する。アーマーを半分まで削られたアバター級タイタンを撃沈するための詰めの一手。サーバーがダウンする瞬間、ギリギリのタイミングでキープスター上にジャンプアウトしたImperium側のタイタンが一斉にドゥームズデイを放った。



誰だよランス撃ってるやつ。悔い改めろ。


残念ながら、火力は全然足りなかったらしい。メンテナンスが明けた後、大量の残骸の中にタイタンの物はなかった・・・。あと数隻いればこの最後の一手で吹き飛ばして意気揚々だったのだが、メインの戦場がEU側のタイムゾーンに移っていて油断していたAUタイムゾーンのメンツでは、この急な出撃に対応できなかったのであった。

その後、PAPI側のキープスターの攻略は何事もなかったかのように再開され、Goonswarmはまた微睡の時間へと戻っていくのであった。

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