2020年7月19日日曜日

出張!ONCBN従軍記 #3 思い起こせばローセク

文字通りの世界大戦が始まった。世界大戦を経験したことのない世代にはわかりづらいかもしれないが、自分たちが住む土地が戦場になるとなかなか緊迫感があるものである。

Goonswarmの本拠地であるDelveが主戦場であると思われるかもしれないが、実際のところはその北方のFountainが激戦地である。連合軍は隣にあるローセクリージョンのAridiaから出撃し、ハイウェイや周辺のストラクチャを攻撃しまくっているのだ。何度も何度もフリートが立ち、すでに数千人規模の戦いも何度か起きた。
まあそれでもヌルセクの戦いである。全力のローセク勢、Snuffed OutやSiege Greenがどっかんどっかん来ない分、こちらの土俵なのだ。

というのもこの戦争の少し前、ImperiumはPracidリージョン方面に派兵していた。上で名前を挙げたSnuffed Outの勢力を削ぐためで、手の長いFRTやPanfam、そしてSiege Greenが相手側におり、ローセクでバチバチやりあっていたわけである。この戦いで思い知ったのは、ローセクをホームグラウンドとする勢力とローセクで戦うことの恐ろしさである。戦略目標となるSnuffed Outのストラクチャ群への大打撃こそ達成したものの、主力艦を中心とする艦船に大きな損害を負うことになったのだ。

あの日も・・・そう、あのフリートは最初の空気からして違っていた。頑丈さでは定評のあるサクリッジ艦隊。そして出撃する主力艦群。普段ならサブ・キャピタル同士で乳繰り合って、何かの拍子で主力艦が出たら御の字・・・というような具合だが、今回は最初から主力艦で殴り合う気満々に見えた。到着したところはもちろんローセクで、ファイナルタイマーのアシュトラハス。

そして、相手が繰り出してきたのは恐怖の象徴であるマカリエル艦隊だった。オーバービューが真っ赤に染まったかと思うとランディングするマカリエルたち。しかもFAXこと軍事力補強母艦を背負っており、堅守の構えである。



相性が悪いのだ。戦艦はHPも多く、サクリッジ艦隊の斉射でも容易には落とせない。そもそもが高価なモジュールを満載しているマカリエルは想像をはるかに超えて硬く、しかも相手からすればミサイルが発射されてから余裕をもって回復を要請できる。主力艦の回復をこなしきるFAXの回復量をTech 2とはいえ巡洋艦で抜くのは厳しすぎる。対してこちらはマカリエルのボレーダメージは荷が重く、集中するターゲットペインターがサイズの優位を打ち消し、ミサイルの射程距離内を遊弋することすらできない。必然的に艦隊は射程距離・ターゲット距離ギリギリで踊ることになり、ますますミサイルへの対処は簡単になる。しかも相手はスマートボムを満載した専任の戦艦を前面に押し出し、飛んでくるミサイルを焼き払っているのだ(これはファイアウォールという戦術)。あまりにも厳しい。厳しすぎる・・・のだが、Imperium側はこれに対して艦載機母艦を投入。遠距離からマカリエルやアシュトラハスを削る作戦に出る。サクリッジ艦隊は終始有効打を打てなかったものの、アシュトラハスは順調に削れ、ついには爆散した。

だが今回のメインはここから始まった。退いて艦載機を収容していた艦載機母艦が捕まったのか、あるいは別の理由があったのか、今度は味方のアシュトラハスの上で主力艦同士の戦闘が始まったのだ。ローセクの雄たるSiege Green、Snuffed Outに加えてFRTも参戦し、混迷度を増す戦場。結果的に両陣営は、アシュトラハス直上にありったけの攻城艦をドロップすることになった。



完全に絡み合う主力艦のアイコンの塊がアシュトラハスのサイズを超え、壮絶なすり潰し合いが始まった。悲しいことにサブキャピタル戦で言えば前述の通り相手側が圧倒的であり、攻城艦の間を縫うように、悠々と戦場の中心に居続けるマカリエル艦隊とは対照的に、外周部にいて有効打を与えられないサクリッジ艦隊。そして攻城艦の性質も異なり、Imperium側の攻城艦が1,000,000 HP、下手したら700,000 HPくらいのダメージで沈んでいたのに対して、相手は1,400,000 HPと圧倒的に硬い。攻城艦を消耗品として使うヌルセク勢力と、決戦兵器として使うローセク勢力の違い、すなわちこれは攻城艦乗りがAmuletインプラントを差しているかどうかの違いなのだろう・・・。青と黄色、赤が絡み合う塊から、やがて青だけが消えていった。
壊滅である。

被害額がすごかった。小競り合いでこの規模になるのが大手同士の激突の怖いところで、結局ほとんどの味方攻城艦は生きて帰れなかったようだ。ううむ、あの距離で殴り合ったらしょうがない。結果、何度目かになる主力艦の大幅な輸送がまたしても発生することになった。やはり戦場は各艦船、各艦隊の連携、そして支配力、かけるときにお金をかけるちからが問われるのである。

ただし、これはローセクのでの話。バブルが幅を効かせるヌルセクではほとんどの場合高価なインプラントなどは使用されない。現在のところ一進一退を繰り返すTESTを始めとする諸勢力とImperiumとの戦闘で、また面白い闘いがあれば触れていこう。何・・・戦闘はそこら中にあるし、おそらく長く続くだろう。

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