WWB2の戦況は悪い。TESTの本格的なピリオド・ベイシス侵攻は苛烈を極め、ほぼ全域を制圧した上で、デルヴを削っている。今回Imperium側のムニン艦隊は、敵性勢力の一角であるPandafamのフェロックス艦隊がタタラを撃っているという報を受け、現場に駆け付けた。
驚くべきことに2倍3倍、ひどい時には5倍超の戦力差がつく最近の戦闘シーンでは珍しく、およそ100隻のムニン艦隊に対して相手のフェロックス艦隊も100前後。Ranger Regimentのケルベロス艦隊も現着しており、圧倒的に有利な状況だ。実際、初戦はそうだった。タタラを削るフェロックス艦隊に中距離から仕掛けたムニン艦隊は次々とフェロックスを撃沈し、あっという間に相手を追い払う。その際に相手の艦隊司令官を捕獲し撃沈するというおまけつきだ。凄腕のタックラーの腕に戦慄するばかりである。
しかしタタラのリペアタイマーを防衛するムニン艦隊の目には、正直嫌なものが映っていた。味方のストラクチャ群の上方に設置された敵の前哨基地であるアシュトラハス、そしてそこに再集結しつつあるフェロックス艦隊。そしてサイノシュラルフィールドが炊かれ、鳴り響くジャンプアウト音。増援である。ほぼ同数だったローカルの人数が、あっという間に2倍以上の差に広がる。状況を整えた敵性のフェロックス艦隊は、再度タタラの前に堂々と展開して攻撃を開始した。
殴り合うにしても数が多いので、こちらも増援を呼び、50隻ほどのムニン他を足して再度仕掛ける。調子に乗ってタタラのすぐそばまで寄ってきていた数隻のフェロックスが瞬く間に吹き飛び、再度戦端が開かれた。
ここでひとつ補足しておかなくてはならない。実はこの戦場には魔物が居た。マイクロワープドライブをつかって加速しながら不規則に運動するムニン艦隊に、的確にボイドボムを当ててくる凄腕のステルス爆撃艦である。実は初戦でも見事に当ててきたのだが、ちょうどフェロックス艦隊の撤退タイミングに重なって事なきをえていたのだ。それが再び、フェロックスに嫌な具合に接近したタイミングで炸裂した。さらにそこにタイミングを合わせて突っ込んできたワープ妨害型駆逐艦が展開したのが、最近実装されたばかりのステイシスウェビフィケーションプローブだ。キャパシタを飛ばされたことでマイクロワープドライブが停止し、さらに足を固められたムニン艦隊にフェロックスの攻撃が集中し、ここで随伴するロジスティクス艦をごっそり削られる。しかしムニンの火力も至近距離で炸裂し、ターゲットすら間に合わない速度でフェロックスも落ちた。しかし壮絶な削りあいもそこまでである。ロジスティクス艦をほぼ全損し、再出撃した艦も損なわれるような厳しい状況に陥ったムニン艦隊はそこで下がらざるを得なかったのだ。
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結果的に大量のフェロックスを破壊したが、相手の攻撃を止めきれなかったので戦略的には負けたとも言える。このように一部の凄腕の活躍で戦況がひっくり返るのは正直胸が躍る話だが、それが相手にいるとなかなか厳しいものがあるというものである。
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